任期付き助教は、任期付き羊の夢をみるか?

任期制を導入した人たちは、任期付き羊の夢など見ないだろう。

30日間記事投稿 & 記事数50達成 このブログのこれから

おかげさまで連続記事投稿日数が30日に達しました。
総記事数も50になり、ブログとしての体裁も整いつつあります。
最初の1ヶ月は、とにかく記事数を増やして行こうと思っていたので、順調な滑り出しだと思います。

セットアップの時期を終えましたが、このブログの開設目的はまだ何も達していません。
その目的を達成できるように、これからの方針を3つ示したいと思います。

1. シークエンシングTipの情報提供

ブログ主の仕事は、毎日シークエンシングしたり、データ解析をしたりすることなのですが、その過程でちょっとしたTipを発見する事もあります。
それが、論文になる事もありますが、多くの場合はそのまま未発表で終わっていきます。
そのような有用Tipを公開していきたいと思います。

2. バイオの成功学の開始

ブログ主と同年代で研究分野での「成功者」と言えば、多くの場合で任期なしの大学教員になった人の事です。
任期なしの職の競争率を考えれば、そういう職に就けた人は十分成功者なのかもしれません。
しかし、まるで子供の将来の夢の上位に公務員がランクインしてしまうかのように、夢のない事に感じます。
これからこのブログでは「バイオの成功学」と題した記事を投稿していきたいと思います。
その中では、任期なしの大学教員以外、もしくはそれ以上の「成功」への道を歩んだ人たちを紹介し、成功へのヒントを見つけていきます。
バイオの成功学は月1回程度の更新を目指します。

3. 研究不正問題の情報提供

ブログ主の趣味の一つに研究不正問題の情報収集があります。
この10年ほど続けてきましたが、陽の目を見る事のない趣味だと思っていました。
しかしSTAP細胞事件の時に、分野外の人も含めた周りの人に状況を解説するうえで、この趣味が役に立ちました。
STAP細胞事件を契機に日本でも研究不正防止体制が整うかと思いましたが、ここ1、2年は逆戻りのような状況です。
STAP細胞事件の時に感じたのは、他の人との研究不正問題に関する情報量のギャップでした。
この問題が少しでも多くの人に知れ渡れば防止体制の強化も進むのではないかと思います。


これから更新頻度は落ちるかと思いますが、役立つ情報を提供していきたいと思います。