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任期付き助教は、任期付き羊の夢をみるか?

任期制を導入した人たちは、任期付き羊の夢など見ないだろう。

iPhone SE はアップルの終わりの始まりか?

アップルの本社のあるアメリカでは、史上最安でリリースされたiPhone SE。

しかし、今までのiPhoneシリーズに比べ販売開始直後の勢いは無い。
 
 
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(↑)アップル製品発売のニュースは無視するが、アップル製品の売れ行きがイマイチというニュースは載せるMSN系のサイト
 
一方、中国の新興企業シャオミはアップルのものに似た製品を低価格で販売し急成長してきた。
シャオミ自身は同社の製品をあくまでオリジナルと主張するが、アップルの製品を意識しているのは明らかだ。
 
 
 
新興国ではこのシャオミのスマートフォンシェアが急拡大している。
今回のiPhone SEは、シャオミのような低価格製品に対抗するためとの見方もある。
つまり、アップルのブランド力は低下し、低価格競争に入ったという見方だ。
高品質高価格路線で高利益を上げて来たアップルだが、低価格のiPhone SEの販売に同社の今後を心配する声が一般の人からも聞こえてくる。
 
 
しかし、ブログ主はこれは杞憂に終わる可能性が高いと考えている。
その理由を以下に記す。
 
ネット上などで見られる「心配」には2つある。
一つはアップルのスマートフォン分野の将来に対する「心配」で、
もう一つはアップルの会社全体の将来に対する「心配」である。
この2つは、別々に考える必要がある。
 
まずは、アップルのスマートフォン分野の将来に関して。
競合する会社が増えて、シェアで見れば苦しい闘いが続くのは確かだろう。
しかし、アジアやアフリカでは販売台数が急増している。
これらの地域向けにiPhone 4s や 5c が作られていた。
一世代どころか二世代以上の前のモデルだ。
今回のiPhone SEの販売は最新モデルをアジアやアフリカにも投入し、アップルの本気度を示し、同地域での新規顧客を取り込むための戦略だろう。
低めの価格設定だが高性能の製品であるiPhone SE には、そのような意図が読み取れる。
であるからして、先進国では魅力が感じられないのは仕方ない。
先進国での次期本命は今まで通りiPhone 7だろう。
 
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アジアやアフリカで iPhone SE が成功するかは、未だ分からない。
しかし、アップルは失敗した時のためのリスクマネジメントは行っているようだ。
iPhone SE には他のiPhone製品と共通のパーツが用いられている。
iPhone SEには開発コストをあまりかけていないし、売れなくても残ったパーツは他の製品に回せるということだ。
 
ここまでをまとめると、
 
先進国でiPhone SE の売れ行きが良くなくても、必ずしも失敗では無い。本命はアジアやアフリカのマーケット
 
たとえ、iPhone SE が失敗してもリスクは低いだろう(むしろ最後の成長マーケットであるアジアやアフリカを見過ごしてしまう方が「高リスク」だろう)。
 
 
そして、もう一つの心配ごとであるアップル全体の将来についてだ。
たしかに、アップルの中でスマートフォン分野が占める割合は大きく、同分野での業績が同社全体の業績を左右している。
しかし、スマートフォンのみがアップルの得意分野では無い。
なので、スマートフォン分野が行き詰まってしまうのであれば、同分野を切り捨ててしまえば良いだけだ。
かつてIBMがパソコン製造部門をあっさりと売却してしまったように。
 
ここ20年ほどアップルは魅力的な新製品を連続的に市場に投入し、高利益を上げてきた。
iPhone 以前では、iMaciPodがその例である。
発売直後に爆発的人気を誇ったこれらの製品も、時間とともにテクノロジーの進歩や他社のキャッチアップなどで人気に陰りが出てきて、販売が縮小していった。
おそらくiPhoneも同じ道を辿るであろう。
しかし、アップルにとっては何度も経験したことである。
 
 
では、iPhoneに変わる次の収益の柱となる製品は何であろうか?
期待されたiPadApple Watchは空振り気味であり、その点からもアップルの将来を心配する声がある。
ブログ主は、しばらくはコンピュータ関連製品が収益の柱となるであろうが、将来的にはオンラインサービスがアップルの主な収益になると考えている。
 
 
なので、iPhone SE が成功するか失敗に終わるかはアップルが将来を左右する問題ではない。
オンラインサービスなどの次の戦略を打ち出せるかが問題である。