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任期付き助教は、任期付き羊の夢をみるか?

任期制を導入した人たちは、任期付き羊の夢など見ないだろう。

MiniSeqがヒットしないと思う理由の補足

昨日の記事の補足。

 
HiSeq(約1億円)を買えない人達に
MiSeq(現在約1200万円)と言うのは分かる。

HiSeq(約1億円)を買えない人達に
NextSeq(約3000万円)と言うのも分かる。
 
しかし、MiSeq(約1200万円)を買えない人達にMiniSeq(約600万円)と言うのはビジネスとして成功するのか?
 
シークエンスにはシークエンサー自体だけでなく色々とお金がかかる。
シークエンスライブラリ作成には設備や特殊な試薬が必要だ。
 
(設備: リアルタイムPCR機や自動電気泳動機など
試薬: Nextraキットや専用インデックスなど)
 
正直なところ、設備代でMiSeqとの差額の600万円に苦しむ研究室であるなら、無理して自前のシークエンサーを持つのではなく外注でシークエンスをした方が現実的だと思う。
 
資金力が十分では無い研究室がMiniSeqを買ってしまうとランニングコストでも困る事になりかねない。
 
下の図はMiSeq(緑)とMiniSeq(青)の試薬キットの価格と性能をまとめたものだ。
縦軸がデータアウトプット(Gbp)、横軸が価格($)。
 
f:id:letsseq:20160320065144j:image
MiSeq向けには8種類、MiniSeq向けには4種類発売されている。
丸の大きさはサイクル数を表している。
 
どの青の丸も緑の丸に囲まれている。
MiniSeqのキットにはそれぞれに、競合するMiSeqのキットがあるという事だ。
MiSeqに比べて一番劣っているのは、300サイクルのMiniSeq High Output kit (一番右の青丸)で、MiSeqなら同価格で倍のアウトプットが得られる。
唯一、MiniSeqで魅力があるのはMid Output kit (一番左の青丸)と言ったところか。
 
より小型の機械のランニングコストが高くなるのは仕方ないが、自前の機械を買わないで外注する方が良い場合もあるだろう。